「パートなのに仕事が多すぎる」と悩んでいるあなたへ。
本来、パートはフルタイムよりも負担が少なく、自分のペースで働けるはずなのに、気づけば仕事量が増えて疲れ果ててしまうこと、ありますよね。
「こんなにやるなんて聞いてない…」と思いながらも、真面目な性格だからこそ、つい頑張ってしまうこともあるでしょう。
そんな状況にモヤモヤを感じながらも、「ここで弱音を吐いたら迷惑になるかも」と我慢してしまうこともあるかもしれません。
でも、無理をしすぎると心も体も疲れてしまいますよね。
パートなのに仕事が多すぎる職場で働き続けるリスクと仕事で限界を感じた時の解決策を紹介します。
無理なく働くための方法を、一緒に考えていきましょう。
【体験談】パートなのに仕事が多すぎる職場で疲れ果てた話
私は30代の頃、ある企業でパートとして働いていました。
最初は簡単な事務作業を担当するだけのはずでしたが、いつの間にか仕事量がどんどん増えていきました。
朝、職場に着くと、まず目に飛び込むのは山積みの書類。
「あれ? 昨日こんなにあったっけ?」と戸惑っていると、すぐに電話が鳴ります。
出ると、社員さんから「〇〇の資料、今日中にまとめておいてね」との指示。
心の中で「え、また?」とつぶやきながら受話器を置きました。
ベテランのパートさんも厳しく、「これ、早めにやっておいてね」と当たり前のように仕事を振ってきます。
まるで私が何でもこなせるスーパーマンかのような扱いです。
「私は人間なのに…」と思いながら、必死に作業を進めました。
お昼休憩になっても、次々と依頼される仕事のことで頭がいっぱいで、全然リラックスできませんでした。
「パートなのに、どうしてこんなに忙しいんだろう?」
そんな疑問がずっと頭をよぎります。
でも、周りの人は誰も助けてくれません。
むしろ、「頼りにしてるよ!」なんて無責任な言葉をかけられました。
午後になると、さらに仕事が舞い込みます。
資料の作成、電話対応、雑用…次々とタスクが増えていき、目が回りそうでした。
気づけば、自分のデスクは書類の山で埋もれています。
夕方、ようやく仕事が落ち着いたころには、クタクタでした。
帰り道、ため息をつきながら「このままじゃ、体がもたない…」と感じました。
でも、「辞めたら迷惑をかけるかも」と考えると、なかなか決断できませんでした。
しかし、ある日、ついに限界がきました。
朝、職場に向かおうとした瞬間、体が動かなかったのです。
胃がギュッと締めつけられ、涙があふれました。
「もう無理…」
そう思った私は、その日のうちに上司に直接会いに行き、辞める意思を伝えました。
最初は引き止められましたが、「もう続けられません」とはっきり伝えたことで、最終的には2週間後に辞めることで受け入れてもらえました。
辞めることを伝えた瞬間、肩の荷がスッと下りた気がしました。
あの職場で働き続けていたら、心も体も壊れていたかもしれません。
今は、自分のペースで働ける環境を選ぶことの大切さを実感しています。
パートなのに仕事が多すぎる職場で働き続ける問題点
「パートだから気楽に働けるはず」と思っていたのに、気づけば正社員並みの業務量を抱えてしまい、毎日クタクタになっていませんか?
本来、パートの働き方は時間や業務内容が明確に決められているはずなのに、気づけば負担がどんどん増えてしまうこともあります。
ここでは以下の内容について説明していきますね。
- 人手不足でパートにしわ寄せがきている
- 責任感が強く断れないことでさらに仕事が増える
- パートでも戦力として期待されている
こうした状況が続くと、心身ともに疲れ果て、最悪の場合は体調を崩してしまうことも。そこで、それぞれの原因について詳しく見ていきましょう。
人手不足でパートにしわ寄せがきている
パートの仕事量が増える原因の一つに、人手不足があります。
なぜなら、企業側は正社員を増やす余裕がなく、パートやアルバイトに仕事を任せざるを得ないからです。
- 社員の退職が続いて補充が間に合わない
- 求人を出しても人が集まらない
- 「ちょっとだけお願い」と言われることが増える
このようにして、少しずつ負担が増え、最終的には「パートなのに仕事が多すぎる」という状況に陥ってしまうのです。
責任感が強く断れないことでさらに仕事が増える
仕事を頼まれたときに「自分がやらなきゃ」と思ってしまうことも、負担が増える原因の一つです。
なぜなら、真面目な人ほど頼まれると断れず、どんどん仕事を引き受けてしまうからです。
- 上司や同僚に「助かる」と言われると断れない
- 「断ると印象が悪くなるかも」と不安になる
- 責任感が強く、自分がやらないと迷惑がかかると思ってしまう
その結果、気づいたら本来の業務量を大幅に超えてしまい、心身ともに疲れ果ててしまうのです。
パートでも戦力として期待されている
パートだからといって軽い業務だけを任されるとは限りません。
なぜなら、企業側は経験のあるパートを「即戦力」として扱い、どんどん仕事を任せようとするからです。
- 「〇〇さんならできるでしょ?」と期待される
- 社員が手が回らない仕事を自然と振られる
- 新しい業務も覚えさせられ、気づけば正社員並みの仕事量
最初は頼られるのが嬉しいかもしれませんが、どんどん負担が増えていき、最終的にはパートの範囲を超えた業務をこなすことになってしまうのです。
パートなのに仕事が多すぎると限界を感じた時の解決策
パートのはずなのに、任される仕事が多すぎて負担を感じていませんか?
「これって正社員の仕事じゃないの?」「人手不足だからって、なんで私ばっかり…」そんな風に思うこともありますよね。
ここでは以下の内容について説明していきますね。
「仕事が多すぎる」と感じると、ストレスや疲労がたまり、心身に悪影響を及ぼすこともあります。無理を続ける前に、対処法を知っておきましょう。
それでは、一つずつ詳しく見ていきましょう。
シフトに入る日を減らして負担を軽減する
仕事が多すぎて限界を感じたら、まずはシフトに入る日を減らしてみましょう。
なぜなら、仕事の量を減らせば負担が軽くなり、心と体に余裕が生まれるからです。
- 店長に「家庭の事情でシフトを減らしたい」と相談する
- 週に1~2日だけお休みを増やす
- 「体調が優れない」と伝え、無理のない範囲で働く
シフトが減れば、その分仕事の負担も減ります。どうしても仕事が多すぎるなら、無理せず相談してみましょう。
新しいパートを探し始める
「仕事が多すぎてつらい…」と思うなら、新しいパートを探し始めるのも一つの方法です。
なぜなら、職場を変えれば、もっと自分に合った働き方ができる可能性があるからです。
- 求人サイトで「自分の希望に合った仕事」を検索する
- 働きやすい職場かどうか、口コミをチェックする
- 「次の職場が決まったら辞めよう」と考えて気持ちを楽にする
今の職場にこだわらなくても、他にもたくさんの選択肢があります。少しでも気になる仕事があれば、まずは調べてみましょう。
思い切ってパートを辞める
どうしても仕事の負担が減らないなら、思い切って辞めることも検討しましょう。
なぜなら、心身の健康を守るためには、無理をしないことが大切だからです。
- 退職を伝えづらい場合は、退職代行サービスを利用する
- 「次の仕事が決まるまで少し休もう」と考える
- 仕事を辞めてリフレッシュし、今後の働き方を見直す
仕事が多すぎて限界なら、辞めるのも選択肢の一つです。無理を続けるより、自分の健康を優先しましょう。
【Q&A】パートなのに仕事が多すぎると悩んだ時の疑問に回答
ここでは、「パートなのに仕事が多すぎる」と悩んだ時によくある疑問について、分かりやすく回答していきますね。
それでは、一つずつ詳しく見ていきましょう。
パートなのに仕事が多すぎるのは普通なの?
パートの仕事量は職場によって異なりますが、本来は「補助的な業務」を担当することが多いです。
しかし、人手不足の職場では、パートでも正社員と同じような業務を任されることがあります。
最初の契約内容と実際の仕事量が違いすぎる場合は、見直しを求めても問題ありません。
無理をして体調を崩す前に、自分の働き方を改めて考えてみることも大切です。
正社員並みに仕事を任されるのはおかしい?
本来、パートと正社員は業務範囲が異なります。
契約時に「パートとしての業務」として合意した内容を超えて、責任の重い仕事を任されるのは不公平な場合もあります。
特に、責任が伴う業務や長時間労働が求められる場合は、上司に相談してみるのがおすすめです。
パートなのに正社員並みの仕事をさせられるのは、本来の雇用形態とズレている可能性があります。
上司に仕事量を減らしてもらうよう頼んでも大丈夫?
もちろん大丈夫です。
仕事が多すぎて負担が大きい場合は、無理をせずに相談してみましょう。
上司も気づいていないことが多く、言わないと改善されないこともあります。
相談するときは、「業務が多くて対応が難しい」「体調を考えて調整したい」など、具体的な理由を伝えると理解してもらいやすいです。
仕事量が適正でないと感じたら、遠慮せずに伝えましょう。
人手不足を理由に仕事を押し付けられるのは断れる?
はい、断ることは可能です。
人手不足は職場の問題であり、パートが全てを負担する義務はありません。
もし「人手が足りないから」と仕事を押し付けられるなら、「契約の範囲を超えている」と伝えても問題ありません。
負担が大きすぎるなら、「このままだと長く続けられません」と伝えて、対策を取るよう促すのも一つの方法です。
仕事が多すぎてしんどい時はどうすればいい?
まずは、上司に相談して仕事量を調整してもらうことが大切です。
それでも改善されない場合は、シフトを減らす、他の仕事を探すなどの選択肢も考えましょう。
無理をして続けることで、体調を崩したりストレスを抱えたりするのは避けたいところです。
仕事と自分の健康のバランスを考えながら、最適な選択をしていきましょう。
【まとめ】パートなのに仕事が多すぎると悩んでいるあなたへ
仕事が多すぎると感じると、心も体も疲れてしまいますよね。
でも、無理をしすぎる必要はありません。
パートとしての働き方は本来、自分の生活に合わせて調整できるものです。
もし負担が大きいと感じたら、一人で抱え込まずに周囲に相談してみましょう。
職場が改善してくれることもあれば、新しい選択肢が見えてくることもあります。
大切なのは、自分の健康や生活を大事にしながら、心地よく働ける環境を見つけることです。
あなたが無理なく働ける方法を、ぜひ前向きに考えてみてくださいね。