「パートでパワハラがあるから行きたくない」と悩んでいるあなたへ。
こんなことで悩んでいませんか?
でも、本当は「こんな思いをしてまで働く意味ってあるのかな」と、ふと立ち止まりたくなる瞬間もあるのではないでしょうか。
パワハラを受けている状況で「行きたくない」と感じるのは、あなたの心の大切なサインです。
この記事では、パートでパワハラがあるから行きたくないと悩んだら辞めるべきと言える理由とパートの職場で限界を感じた時の解決策を紹介します。
今のつらい状況を変えるためのヒントを見つけてくださいね。
【体験談】パートでパワハラがつらくて行きたくなくなった私の話
私は30代の頃、地元のホームセンターでパートとして働いていました。
最初は「人と接する仕事がしたい」と思い、接客中心の売り場に配属されたのですが、思っていた以上に職場の空気が重く、毎日がストレスの連続でした。
とくに辛かったのは、同じパートの中にいたベテランの女性です。
その人はいつも眉間にしわを寄せていて、誰かがミスをすると「はあ…」とため息をつきながら睨みつけてきます。
私は入って間もない頃から目をつけられてしまったようで、些細なことで何度も怒鳴られました。
「何度言ったら分かるの?」「そんなこともできないの?」
そんな言葉を浴びせられるたびに、胸がギュッと締め付けられるような気持ちになりました。
私が少しでも動揺してミスをすると、すぐに「だから新人は困るのよね」と、他の人にも聞こえるような大きな声で責められるのです。
朝起きると、「今日もまた怒鳴られるのかな」と考えるだけで、胃がキリキリして吐き気がしていました。
パートに向かう道すがらも、「またあの人に何を言われるんだろう」と考えながら足取りはどんどん重くなっていきました。
心の中ではいつも「もう無理…逃げたい…」とつぶやいていました。
他のパートさんたちは優しく声をかけてくれることもありました。
でも、そのベテランの人の前ではみんな言いたいことも言えず、ただうつむいて聞き流すしかない様子でした。
私は心の中で「なんで私だけこんなに怒られるの?」「どうして誰も助けてくれないの?」と、孤独感でいっぱいになっていました。
ある日、大量の商品補充を一人で任されたときのことです。
本来なら二人一組でやる仕事だったのですが、「あなた、暇そうだからやっておいて」と言われ、無理やり押し付けられました。
重たい商品を何往復もしながら運んでいると、手がプルプル震えてきて、汗がダラダラと流れていました。
それでもなんとかやり終えた私に、その人は一言「遅い。使えない」と、冷たく言い放ったのです。
カチンとくるよりも、ふっと力が抜けて、なんだか涙が止まらなくなりました。
売り場の裏でこっそり泣きながら、「もう限界だ」と感じました。
その日の夜、夫にすべてを打ち明けました。
泣きながら話す私を見て、「そんなに辛いなら、辞めていいよ」と言ってくれた一言に、救われるような気持ちになりました。
次の日、私は店長に直接会い、「申し訳ありませんが、今月末で辞めさせていただきたいです」と伝えました。
勇気がいりましたが、自分の気持ちを大事にするための一歩でした。
辞めた今でも思い出すと胸が痛くなりますが、「あのとき、無理しなくてよかった」と、少しずつ自分を許せるようになりました。
パートでパワハラがあるから行きたくないと悩んだら辞めるべきと言える理由
「またあの人に何を言われるんだろう…」とパート先でのパワハラに悩みながら、毎朝ため息をついていませんか?
体や心が拒否反応を起こしているのに、「ここで辞めたら負けかな…」と我慢してしまう方も少なくありません。
でも、その我慢が心や体を壊してしまう前に、冷静に状況を見つめなおすことが大切です。
ここでは以下の内容について説明していきますね。
- 人間関係のストレスが強すぎるから
- 心と体に悪影響が出るから
- 相談しても改善が見込めない職場だから
「パワハラがあるけど、まだ我慢できるかも」と感じているうちは、まだ心に余裕があるかもしれません。しかし、限界を超えてしまってからでは遅いのです。
なぜ辞めることを選んでもいいのか、順番に見ていきましょう。
人間関係のストレスが強すぎるから
耐えられない人間関係は、心をすり減らします。
なぜなら、毎日のように冷たい態度や理不尽な言葉を浴びせられる環境では、どんなに強い人でも心が持たなくなるからです。
- 仕事中、話しかけるたびに嫌味を言われる
- 忙しい時間帯にわざと無視される
- 一部の人だけで仲良くして孤立させられる
こうした状況が続くと、「自分が悪いのかも」と思い込んでしまいがちですが、それは違います。パワハラをしてくる人に原因がある以上、我慢を続ける必要はありません。
心と体に悪影響が出るから
心や体に異変を感じたら、それは限界のサインです。
なぜなら、パワハラのストレスが積もると、自律神経やホルモンバランスが崩れ、体調不良やメンタル不調につながるからです。
- 朝、職場に向かうときに吐き気がする
- 夜なかなか眠れず、朝起きるのがつらい
- 休日も職場のことを考えて気が休まらない
これらの症状を放っておくと、うつ症状や過敏性腸症候群などの病気につながることもあります。「体が教えてくれているサイン」に、どうか耳を傾けてください。
相談しても改善が見込めない職場だから
声をあげても変わらない職場では、消耗するだけです。
なぜなら、パート先の体質や上司の対応次第では、パワハラの存在を知っていても見て見ぬふりをされてしまうことがあるからです。
- 相談しても「気にしすぎじゃない?」と流される
- 逆にパワハラの加害者に話が伝わって余計に関係が悪化する
- 改善のための取り組みが一切行われない
「ここにいても変わらない」と感じるなら、あなたが苦しみ続ける必要はありません。環境を変えることは、自分を守るために必要な選択です。
パートでパワハラがあるから行きたくないと悩んだ時の解決策
毎日のようにパート先でパワハラを受けていると、「明日もまた行かなきゃいけないのか…」と気が重くなりますよね。
ここでは以下の内容について説明していきますね。
パワハラがある職場に無理して通い続ける必要はありません。まずは状況を変えられないか試してみて、それでも改善しない場合は新しい道を選ぶこともひとつの選択肢です。
それでは、一つずつ詳しく見ていきましょう。
信頼できる人に相談して状況を変えてみる
パワハラに悩んだときは、まず身近な信頼できる人に相談してみることが大切です。
なぜなら、自分だけで抱え込むと心も体も限界を迎えてしまうからです。
- 店長ではなく本部の相談窓口に連絡する
- シフトを減らしてもらえないか頼んでみる
- 職場の中で信頼できる先輩に話を聞いてもらう
誰かに相談することで「味方がいる」と感じられると、少し気持ちがラクになりますよね。職場の体制によっては、異動やシフト調整などで環境を変えられることもあります。
一人で我慢し続けず、まずは「助けを求めていいんだ」と自分に許可を出してあげてくださいね。
新しいパート先を探し始めてみる
もし今の職場での改善が見込めないなら、新しいパート先を探し始めるのも前向きな一歩です。
なぜなら、パワハラのある環境に長く身を置くことは、心の健康にとって大きなリスクになるからです。
- 求人サイトで気になる職場をブックマークしておく
- 職場の口コミや評判を事前に調べておく
- 「やりたくない仕事」を先にリスト化して避ける
今の職場を続けながらでも、少しずつ情報収集を始めてみると「自分には他の選択肢もあるんだ」と気持ちが軽くなります。
条件や職場の雰囲気に納得できるパートを見つけることで、今よりずっと安心して働けるようになるはずです。
無理せずパートを辞めることも考えてみる
パワハラのある環境にこれ以上耐えられないと感じたなら、思い切ってパートを辞めることも大切です。
なぜなら、心と体の健康を守るためには「逃げる」ことも立派な選択だからです。
- 一度きっぱりと休養期間を設ける
- 退職を伝えるのが怖いなら退職代行を利用する
- パート用の格安退職代行サービスを検討する
「辞めたいけど店長が怖くて言えない」「退職を切り出しても話をはぐらかされる」と悩んだ時は、退職代行を利用することでスムーズに辞められることもあります。最近ではパートでも利用できる1~2万円ほどのリーズナブルなサービスもありますよ。
我慢を続けて心が壊れてしまう前に、自分を守る選択をしてくださいね。
【Q&A】パートでパワハラされるから行きたくないと悩んだ時の疑問に回答
ここでは、「パートでパワハラされるから行きたくない」と悩んだ時に感じる疑問について、分かりやすく回答していきますね。
それでは、一つずつ詳しく見ていきましょう。
パートでパワハラ受けてるけど、もう行きたくないって甘えなの?
甘えではありません。
毎日つらい思いをして心身に不調が出ているなら、それは立派な「限界サイン」です。
パートとはいえ、安心して働ける環境は当たり前に守られるべきものです。
無理を続けることで、心の健康を損なってしまうこともありますよ。
パワハラってどこからがアウトなの?
パワハラには「精神的な攻撃」「過小な要求」「無視や孤立」など、さまざまな形があります。
「言い返せない雰囲気で怒鳴られる」「わざと仕事を与えられない」など、働くうえで不利益を受けるような行為は、パワハラと判断される可能性が高いです。
相談したいけど、誰に言えばいいの?
職場内に信頼できる人がいなければ、労働基準監督署や労働局の総合労働相談コーナーなど、外部機関に相談するのも一つの手です。
最近では、無料で利用できる電話相談窓口もあります。
一人で抱え込まないことが大切です。
辞めたいけど生活のこともあるしどうすればいい?
まずは自分の心と体を守ることが優先です。
すぐ辞めるのが不安なら、次の職場を探しながら少しずつ準備を進めるのも方法です。
自治体の就労支援や女性向け支援制度を活用すれば、経済面の不安を減らすこともできますよ。
もう無理だけど、辞めるってどう伝えたらいい?
「一身上の都合で退職したい」とシンプルに伝えれば大丈夫です。
無理に理由を細かく説明する必要はありません。
もし直接言いづらい場合は、手紙やメールでもOKです。
自分を守るための選択に、後ろめたさを感じる必要はありませんよ。
【まとめ】パートでパワハラにあって行きたくないと悩んでいるあなたへ
つらい気持ちを抱えながら毎日出勤するのは、本当につらいことですよね。
ですが、「行きたくない」と感じるあなたの心は決して間違っていません。
無理をするよりも、自分の気持ちに正直になることが大切です。
今の環境がすべてではありません。
少しずつでも、自分を大切にできる選択をしていきましょう。
あなたの毎日が、少しでも穏やかで前向きなものになりますように。