「パートなのに定時に帰れない」と悩んでいるあなたへ。
そんな気持ちを抱えていませんか?
本来、パートは決められた時間内で働くはずの雇用形態です。
でも、実際には「人手が足りない」「仕事が終わらない」といった理由で、定時を過ぎても帰れない状況に悩む人は少なくありません。
もちろん、たまの残業なら仕方ないこともありますが、それが当たり前になってしまうと負担が大きくなりますよね。
この記事では、パートなのに定時に帰れない職場の問題点と仕事で限界を感じた時の解決策を紹介します。
あなたが少しでも働きやすくなる方法を一緒に考えていきましょう。
【体験談】パートなのに定時に帰れない職場の実態
私は30代の主婦で、家計の足しにするためにパートを始めました。
最初は「週4日、1日5時間のシフトだから家事と両立できそう」と思っていました。
でも、実際に働き始めると、定時で帰れない日が続き、次第に心も体も疲弊していきました。
午前中は順調でした。
レジ業務や品出しをテキパキとこなし、「よし、今日も頑張るぞ」と気合を入れていました。
でも、午後になると状況が変わります。
店長や社員が「ちょっと手伝ってくれる?」と声をかけてくるのです。
断る理由もなく、「はい」と返事をするしかありませんでした。
気がつけば、やるべき仕事が山積み。
「え、これも私がやるの?」と内心モヤモヤしながらも、手を動かしました。
ベテランのパートさんからも「これ、お願い」と次々に仕事を振られ、心の中で「また増えた…」と涙目。
定時が近づくと、「あと少しで帰れる…」と時計をチラチラ見るのですが、そのたびに新しい仕事が舞い込んできます。
終業時間を過ぎても、私はまだ職場にいました。
周りのパート仲間も当然のように残業していて、私だけが帰るわけにはいかない空気。
「もう帰りたい…」と心の中で叫びつつも、黙々と作業を続ける日々でした。
ある日、決定的な出来事がありました。
その日はどうしても外せない家の用事があり、「今日は定時で帰ります」と朝から伝えていました。
でも、終業時間が近づくと店長が「悪いけど、あと30分だけお願い」と言ってきたのです。
私は一瞬固まりました。
「いや、今日は本当に無理なんです」と勇気を出して伝えましたが、店長の表情が曇り、周囲の視線も冷たく感じました。
「やっぱり無理してでも残るべき?」と迷いましたが、心の声は「もう限界」と叫んでいました。
そんなことが何回か続き、私は意を決して退職の意思を伝えました。
店長は驚いていましたが、「申し訳ありません」と伝え、しっかりと最後の出勤日まで働きました。
パートだからといって、無理をし続ける必要はありません。
私のように「定時で帰れない」ことに悩んでいるなら、自分の気持ちを大切にしてください。
今は別の職場で、自分のペースで働いています。
あのとき勇気を出して辞めてよかったと、心から思っています。
パートなのに定時に帰れない職場の問題点
そんな毎日が続くと辛いですよね。
パート勤務のはずが、なぜか定時で帰れない職場には、いくつかの共通する問題点があります。
ここでは以下の内容について説明していきますね。
- 人手が足りず業務量が多い
- 職場の雰囲気的に帰りづらい
- パートでも責任のある仕事を任される
それでは、一つずつ詳しく見ていきましょう。
人手が足りず業務量が多い
人手不足の職場では、パートにも負担がかかりやすくなります。
なぜなら、一人ひとりの業務量が増え、予定通りに仕事を終えられないからです。
- 欠員が出ても補充されず、常に人手が足りない
- フルタイムの社員が忙しく、パートにも追加業務が回ってくる
- シフトがギリギリで、誰かが休むとさらに負担が増える
業務量が多いと、定時で帰ることが難しくなります。結果として、パートでありながら残業せざるを得ない状況が続いてしまうのです。
職場の雰囲気的に帰りづらい
「お先に失礼します」と言いづらい雰囲気があると、定時に帰ることが難しくなります。
なぜなら、暗黙の了解で「みんなが残っているのに帰るのはよくない」と思われるからです。
- 上司や先輩が残業していて、帰るタイミングを見失う
- 「もう少しだけ手伝って」と言われることが多い
- 他のパートも残業していて、帰りづらい雰囲気がある
こうした職場では、「定時で帰りたい」と言い出しにくくなります。その結果、なし崩し的に毎日残業が続いてしまうのです。
パートでも責任のある仕事を任される
本来、パートの仕事は補助的な業務が中心のはずですが、責任のある仕事を任されることもあります。
なぜなら、社員の業務が多すぎて、パートにも重要な仕事を回さざるを得ないからです。
- クレーム対応など、本来社員がやるべき仕事を任される
- シフト管理や発注業務など、責任が伴う業務を担当する
- 「社員と同じくらい働いてほしい」と暗に求められる
こうなると、簡単に仕事を切り上げられず、定時を過ぎても業務が終わらない状態になってしまいます。結果的に、パートでありながら残業が常態化してしまうのです。
パートなのに定時に帰れないと限界を感じた時の解決策
パートなのに定時に帰れず、毎日残業が続くと「もう限界…」と感じますよね。
ここでは以下の内容について説明していきますね。
無理を続けると、体調を崩したり精神的に追い詰められたりすることもあります。できるだけ早めに対処して、自分を守ることが大切です。
それでは、一つずつ詳しく見ていきましょう。
シフトの調整をお願いして負担を減らす
定時に帰れない状況が続くなら、シフトの調整をお願いしてみるのも一つの方法です。
なぜなら、上司や店長に相談すれば、負担を減らせる可能性があるからです。
- 「家庭の事情で定時に帰らないといけない」と伝える
- 「週◯日はどうしても早く帰りたい」と交渉する
- 「残業が続いて体調が悪いので、負担を減らしてほしい」と伝える
仕事の負担を減らすことで、ストレスが軽減され、働きやすくなることがあります。一度、店長や責任者に相談してみるといいですね。
新しいパート先を探し始める
シフト調整が難しく、状況が変わらないなら、新しいパートを探し始めるのも良い選択です。
なぜなら、働きやすい環境を見つけることで、ストレスなく仕事を続けられるからです。
- 求人サイトで「残業なし」のパートを探す
- 口コミサイトで職場環境をチェックする
- 働きたい条件を整理して、無理のない職場を探す
新しい職場を先に決めておけば、安心して今のパートを辞められます。自分に合った環境で働くことを大切にしましょう。
思い切ってパートを辞めて休む
どうしても耐えられない場合は、思い切ってパートを辞めて休むのも一つの選択肢です。
なぜなら、無理をし続けると体調を崩し、生活に支障をきたす可能性があるからです。
- パートを辞めて、一旦しっかり休む
- ブラックな環境から離れて心身を回復させる
- 退職代行を使って、スムーズに辞める
特に、上司に退職を伝えづらい場合は、退職代行を利用するとスムーズに辞められます。パートの場合は1~2万円ほどで利用できるので、必要に応じて検討してみてくださいね。
【Q&A】パートなのに定時に帰れないと悩んだ時の疑問に回答
ここでは、「パートなのに定時に帰れない」と悩んだ時によくある疑問について、分かりやすく回答していきますね。
それでは、一つずつ詳しく見ていきましょう。
パートなのに定時に帰れないのは違法なの?
パートだからといって、定時後の残業がすべて違法になるわけではありません。
ただし、雇用契約に残業の規定がないのに強制される場合や、残業代が支払われない場合は労働基準法違反にあたる可能性があります。
契約書を確認し、違反がある場合は労働基準監督署に相談するのも一つの方法です。
残業を断るにはどうしたらいい?
残業を断るには、まず「家庭の事情で難しい」と理由を伝えることが大切です。
また、「契約上、残業はできない」とはっきり主張するのも有効です。
それでも改善されない場合は、職場の上司や人事に相談するか、最終的には退職を検討するのも選択肢の一つです。
シフトにない残業を強要されたらどうする?
シフトにない残業を強要される場合、まずは「今日は予定があるので残業はできません」と伝えましょう。
それでも強制される場合は、労働基準監督署や労働相談窓口に相談するのが有効です。
また、証拠として勤務時間を記録しておくと、後の交渉に役立ちます。
人手不足で帰れない場合はどう対処すればいい?
人手不足を理由に帰れない場合、自分だけが負担を背負わないようにしましょう。
「今後も続くなら、シフトを見直してほしい」と上司に相談するのが重要です。
無理を続けると体調を崩す原因にもなるので、自分の負担を減らす努力をすることが大切です。
定時で帰れるパートを見つける方法は?
定時で帰れるパートを見つけるには、「残業なし」「定時退社可」などの条件を求人サイトで検索するのが効果的です。
また、面接時に「残業はありますか?」と直接確認するのも重要です。
口コミサイトなどで職場の評判を調べると、より確実に定時退社できる職場を見つけやすくなります。
【まとめ】パートなのに定時に帰れないと悩んでいるあなたへ
パートなのに定時に帰れないと、仕事の負担が大きくなり、心身ともに疲れてしまいますよね。
でも、あなたが無理をする必要はありません。
契約内容を確認し、できることから対策をしていけば、状況を改善できる可能性は十分にあります。
もし今の職場で改善が難しいと感じたら、定時退社が可能な職場を探してみるのも一つの方法です。
あなたの時間を大切にできる働き方を見つけることで、毎日をもっと快適に過ごせるようになりますよ。
焦らず、自分に合った働き方を探していきましょう。